2013年8月1日木曜日

角の崇拝(4)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:97頁

 第二章 角の崇拝(4)

 ザウィ・チェミ遺跡のある北限イラクの東側の地域は

 前歴史時代の動物家畜化に係わる歴史に

 重要な役割を果たしたことが理解できた。

 そして、その後の歴史時代においても

 この地方の人々が時代のまにまに活発な活動をしたと考えられる。

 現在の地名にその文化遺産を残している。

 第一に遺跡で登場した Zawi は

 大ザブ川の Zab と同じく

 シュメル語の羊飼いと同根であると考える。

 大ザブ川沿いにある町ゼバル Zebar は羊飼いの町であり、

 ハリル山系の東端の延長の山々

  Spilik 山地の名称も羊飼いと関係があろう。

 ゼバルから南方のイランとの国境方面の町

  Ramandiz は牡牛(英語 ram )。

 さらに南方の Arbil は赤鹿、

 この赤鹿の名はザクロス山脈の南方になるが、

 スーサを中心としたエラム Elam 、

 そしてその地方名

 ルリスタン Luristan に反映している。

 町 Gawra は鹿の角の意である。

 Gawra は

 ギリシャ語の κερος

 ドイツ語の Gehörn

 英語の Corn と同根語である。

 旧約聖書創世記に記される

 エデンを流れ出た川が四っに分流したうちの一つである

 ギホン Gihon 川は

 このガウラを流れる大ザブ川の別称であると考えられる。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

 ザウィ・チェミ遺跡

 ザクロス山脈

 スーサ

 エラム

 ルリスタン

 エデンの園
コメントを投稿