創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:171頁
第三章 スバル人とスバルトゥ(3)
一九八五年発行の山川出版社
『民族の世界史//アフロアジアの民族と文化』は
「アッシリアとディヤーラ地方の民族」の項に次のように述べる。
「アッシリアとはアッシュール市とそれを中心とする
王国の名に由来する歴史的地名であり、
かってはスバルトゥがその地方の名称だった。
アッシリア王国の主人がセム人だったゆえに、
アッシリアの住人はセム人と思いこみやすいが、
歴史的には最古の住人はディヤーラ地方同様に
シュメル人でもセム人でもない、
おそらく西イラン山地系ないしフルリ人と考えられる。
楔形文字文書は彼らをシュバリ(スバルトゥ)人と呼んでいる。
その居住地域はアッシリアやハブール川上流地域で、
紀元前三千五百年頃以来
南の地方とは異なる独自の発展を遂げてきたが、
南の初期王朝期に相当する時期に西からセム人
おそらくアッカド人がやってきて、
シュバリ人と融合した結果、
アッカド語の方言を話す民族の原型が成立した。」
ARPACHIYAH 1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
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シュメル絵文字
シュメル語・日本語
《Key Word》
民族の世界史//アフロアジアの民族と文化
アッシリア
ハブール川
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