2013年8月23日金曜日

エンキ神と「メ」の職能(2)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:159頁

 第二章 エンキ神と「メ」の職能(2)

 神職者については男女の司祭について述べ、

 性的行為を行う神職者の職能を解説している。

 さらに灌漑についても洪水と比較して説明されている。

 その他

 文字、書紀術、音楽、幾何学の方法、家庭生活、祓魔儀礼も含まれている。

 これらはエンキ神の創造によるもので、

 同神により指導される分野なのである。
 
 バビロニアの叙事詩にうたわれたとおり、

 葦や木は生えておらず、家もなく、都市もできてなく、

 すべて海であった大地に諸機能を植え付け、

 エリドゥ市をエンキ神は創り上げたのである。

 しかし、

 百余の項目全てが紀元前五千年前、

 エリドゥ市が始まった当時に存在したとは思えない。

 シュメル人やバビロン人が文明の進展の中で

 獲得した知識と技術を神話化して

 まとめ上げたものと判断するのが妥当であろう。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 バビロニアの叙事詩

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