創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:119頁
第二章 メソポタミアと牡牛 牛頭崇拝と角(3)
ハラフ式土器の広がりは、
ハッスーナ期やサマッラ期に比べて格段に拡大している。
専門家が推測しているとおり、
その新しいファッションの土器類を
使用したのは一種族だけではないであろう。
ハフリ地名のある地域も広大である。
そのような環境のなか、
北メソポタミアにカルト(牛角)信仰の連帯感が広がり、
カルト人としての集団意識が芽生えたのではないだろうか。
そして、
人々はハフリたちによって統率行動を取っていたと考えられる。
また、このカルト信仰を行なっている土地を
ハブールと称したといってよいだろう。
ARPACHIYAH1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
まんどぅーかネット
シュメル語・日本語
《Key Word》
ハラフ式土器
ハフリ地名
北メソポタミア
カルト(牛角)信仰
ハブール
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