創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:117頁
第二章 牛頭崇拝と角(1)
牡牛を表すシュメル語で多用されているのは、
「グ gu、 グドゥ gudu 、グドゥル gudr 」で、
この語はサンスクリット語にも入り、
gu あるいは go として使われている。
「ウケ」あるいは「オックス」は
インド・ヨーロッパ語圏の用語でシュメル語にはみえない。
シュメル語で角を意味する用語は「シ si 」であることは
エリドゥの遺物を分析した際、紹介した。
この単語は「目」をも意味する。
また、「ア a 」という腕、力を表す単語が
「ア・アム a-am 」と熟語になって角の意になる。
「アム am 」は野牛の意味で、
a-am は「野牛の角」となる。
この語も慣用句化されているようである。
ARPACHIYAH1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
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シュメル語・日本語
《Key Word》
シュメル語
サンスクリット語
インド・ヨーロッパ語圏
エリドゥ遺物
野牛
野牛の角
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