2013年8月3日土曜日

埋葬儀礼と牛頭(3)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:105頁

 第二章 埋葬儀礼と牛頭(3)

  しかし、

 無土器新石器時代の遺跡からは

 その推測が許されるような遺構が表れる。

 動物の頭骨、特に牛頭が壁に掛けられた遺跡が増え、

 ザクロス山脈のケルマンシャーの東方にあるガンジ・ダレ遺跡、

 北イラクのモスールの北方にあるネムリス遺跡、

 トルコのダイヤルバキル北方のチュユヌ遺跡、

 そして無土器時代から、

 次の粘土で容器などを作るようになる

 土器新石器時代への過渡期に当るチャタル・フユク遺跡である。

  チュユヌ遺跡でも一つ住居内に雄牛の頭骨が

 人間の頭骨と混在してみつかった。

 その上、

 犠牲用に使われたと推測される建物と儀礼に使われたらしい建物との

 三つの建物跡があり、埋葬儀礼の拡大した構成と考えられている。

 北イラクの紀元前七千五百年頃の

 ネムリス遺跡でも牛頭が壁に掲げられた跡が出土した。

 この遺跡はケルメズ・テレ遺跡とチグリス川を挟んだ

 そう遠くない位置にある。

 同遺跡からは鳥形石偶も発掘され、

 その抽象的な形作りは力強い。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》
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