2013年8月17日土曜日

高床式神殿の祭神(三)創造主(1)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:142頁

 第二章 高床式神殿の祭神(三)創造主(1)

  碗形土器には垂幕の図絵が二ヶ所に描かれている。

 双方とも幕の端に房を付けているので、

 明らかにベイル veil である。

 一方のベイルは髪の長い二人の女性の手によって掲げられている。

 布幕の中は空白で何も無い。

 ベイルとは何かを覆い隠す幕のことであり、

 その向こうに何かが存在するが、

 空白はそれを敢えて語らないことにしている意思の表明である。

 この図柄から読み取ることができる状況は

 まさに「ありてなきもの、なきてあるもの」を見る者が

 感得しなければならない形而上学的表現である。

 しかし、

 「なきもの」の実体を推測するための材料が

 全く提供されていない訳ではない。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 高床式神殿の祭神


 








  



 

0 件のコメント: