創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:172頁
第三章 スバル人とスバルトゥ(4)
一九九八年発行のミネルヴァ書房『西洋の歴史・古典中世編』は
アッシリアについて次のように述べる。
「紀元前三千年紀半ば頃から紀元前二千年紀の初めにかけて
現在のイラク北部、北緯37度付近から小ザブ川との合流点に至る
ティグリス川中・上流域と西方の原野へと広がる逆三角形の地域は
シュビルないしスバルトゥと呼ばれた。
この地域が後のアッシリア本土である。
そこには土着語を話すフルリ人と
親縁関係にある原住民スバル人のうえに、
東セム系遊牧民が支配的要素として加わり、
さらにシュメル文化の影響の下に都市アッシュール、ニネヴェが造られた。
南方のアッカド王朝やウル第三王朝の支配を受けた後
紀元前二千年頃からアムル人の侵入を受けたが、
このころから紀元前一四世紀までを古アッシリア時代と呼ぶ。」
ARPACHIYAH 1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
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《Key Word》
ミネルヴァ書房
ニネヴェ
ウル第三王朝
アムル人
古アッシリア時代
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