2013年8月25日日曜日

「創世記」カインの本実(1)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:163頁

 第三章 「創世記」カインの本実(1)

  「創世記」第四章はアダムとイブの子カインについていう。

 「アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。

  日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物をした。

  アベルもまた、その群れの初ごと肥えたものと持ってきた。

  主はアベルとその供え物とを顧みられなかったので、

  カインは弟アベルに「さあ野原へ行こう」といって誘い、

  その野原で弟を殺してしまう。」

  それを知って主がカインに対していこう。

  「あなたは何をしたのです。

   あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。

   今あなたはのろわれてこの土地を離れなければなりません。

   (中略)あなたが土地を耕しても、

   土地は、もはやあなたのために実を結びません。

   あなたは地上の放浪者となるでしょう。」

  カインは主に答える。

 「あなたは、きょう、わたしを地のおもてから追放されました。

  わたしはあなたを離れて、地上の放浪者とならねばなりません。」

 「そして、主はカインを見付ける者が、

  だれも彼を打ち殺すことのないように、
  
  彼に一つのしるしをつけられた」と結ぶ。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 旧約聖書「創世記」第四章

 アダムとイブ

0 件のコメント: