2013年8月10日土曜日

地名「アルパチヤ」(2)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:122頁

 第二章 地名「アルパチヤ」(2)

 この文字は、楔形文字の表意文字に対し、表音文字の始源となり、

 フェニキア語(ウガリト文字)、アラム語、

 後のヘブライ語、アラビア語の基礎となったばかりでなく、

 その波及はフェニキア文字を取り入れた

 ギリシャ文字やラテン文字へと広がり、

 現在使われているアルファベットの根源でもある。

 アッシリア語 alpu はこの原カナアン語 alp を移入した呼称である。

 因みに alp はフェニキア文字などで変化し、

 現在の「A」になっており、

 この文字体系を alphabet というのである。

  アルパチャの地名はこの alpu に起源をもつ。

 ハラフ期からカルト khald と称されていた「牛頭」は、

 多分中期アッシリア時代からかアルプに変名したのである。

 その後「土地」ないし「境界」を意味する tô^ をつけ、

 地名として Arpachiya が成立し、現在に至っていると考えられる。

 この地方に「牛頭信仰」の拠点としての神殿があったことを

 示しているといえるだろう。

 ※旧約聖書創世記第一〇章二二に出てくるセムの子孫名

  アルパクサデ・Alpaxadは

  このアルパチャの地に係わる名称であることを付記しておきたい。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 アラビア語

 フェニキア文字

 アッシリア語

 原カナアン語

 ハラフ期

 旧約聖書創世記

 

 Arpachiya

 アルパクサデ
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