2013年8月13日火曜日

高床式建物と神殿(6)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:128頁

 第二章 高床式建物と神殿(6)

 楔形文字の牡牛(gu)と階段(galam)は

 その刻字が近似している。

 つまり、galam は角の別称である。

 北メソポタミア地方で牛頭信仰が広がったのも、

 死霊は「牛角」である階段を通って神の家に至るとの

 想念が発生したからではなかろうか。

  Galam は、角を表すラテン語 corunu と同根語と考えられる。

 シュメル語の成句として野牛あるいは「野牛の角」となる。

 この成句を納得すると極めて興味ある事実が見えてくる。

 インド・ヨーロッパ語圏のこの alam-ma を同根後とする呼称が、

 地域によって表記は異なるものの

 地方名、都市名、川名などとして広がっているのである。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

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