2013年8月25日日曜日

カルト人の進出


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:162頁

 第三章 カルト人の進出

  サンスクリット語にカルマン karman という

 「職業、労働、作業」を表す言葉がある。

 労働とはどういう行為だろうか。

 それは karma-kara の意味するところの「他のために働く」行為である。

 そして、

  karman を行う人たちが(雇用された)労働者、召使、職人、工匠など、

 そのうちでも鍛冶工はその代表でもある。

  karman に対応するシュメル語は hun (就労する) humtu (行く)で、

 地中海の島のマルタ語では

  ghamil という「作業、労働」を表す用語と関係する。

 マルタ語のうちに「労働」の意義を探ってみると、

 野原、畑( ghalga )に盲目の( ghama )人がする

 あるいは作る( ghamel )ことを ghamil というのである。

 この ghamil に対応するドイツ語は商人を意味する Kaufman で、

 動詞 kaufen は(物を) 買うことをいい、

  krämer は小売商人、動詞( krämen )は「探し回る、捜し歩く」の意味である。

  これらの資料は旧約聖書「創世記」第四章に登場する

  Cain の謎を解くのに重要である。

 そして、

 それがカルト人の別称であるスバル人の性格を説明することになるのである。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 マルタ語

 旧約聖書「創世記」第四章

 Cainの謎

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