2013年8月16日金曜日

高床式神殿の祭神(二)水神(2)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:141頁

 第二章 高床式神殿の祭神(二)水神(2)

 楔形文字になると、

 刻文は一つでも「池・堤」を表し、amber と読まれた。

 また、天空 zikum を表す楔形文字は engur とも読まれ

 「深海」ないし「深水」の意味で、大量の水を想像させる。

 河川は「 id イドゥ」であるが、

 その楔形文字は水とengur/zikumとの合成語である。

  エリドゥの神殿の呼称は e engur で「水の神殿」の意である。

 Engur の楔形文字を分析すると、

 容器( gur )が星型米( an )を囲んでいる。

 つまりengur は an-gur であり、「天にある容器」と解釈でき、

 雨を降らせるために水を貯える天の壺と考えられる。

 壺は dug ないし duk と呼ばれた。

 この楔形文字はまた buk とも読まれ、動詞形になり、

 「所蔵する」の意味になる。

 さらにこの語は「耕作する」にも使われ、

 神殿の壺が穀物の豊饒を祈っていることも理解される。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 楔形文字

 エリドゥの神殿
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