創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:123頁
第二章 高床式建物と神殿(2)
再三アルパチャ遺跡の碗形土器に戻ることになるが、
容器の底円形の中に描かれた図柄は、
日本人の想像力には瞬間的に反応できるものである。
神社の高床式神殿を簡単に連想できるからだが、
ヨーロッパの人々にはそうはいかないだろう。
階段を備えつけた神殿は日本の神社の本殿そのものの構造をもつ。
この高床式建物に表された想念は、
これまでの牛頭信仰の基礎にあった埋葬儀礼を抜け出しており
葬送と関係はなくなっていると思われる。
「牛頭」を崇拝の対象とした信仰へと発揚していると思われる。
ARPACHIYAH1976
Tell Arpachiyah (Iraq).
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シュメル語・日本語
《Key Word》
アルパチャ遺跡の碗形土器
神社の高床式神殿
高床式建物
牛頭信仰
埋葬儀礼
「牛頭」を崇拝の対象とした信仰
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