2013年8月1日木曜日

角の崇拝(6)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:99頁

 第二章 角の崇拝(6)

  ところで、Shamdr の語幹となる語は

 シュメルの šum と同根であると考える。

 絵文字に表される Sam の意味は「咽を切る」で、

 「虐殺する」あるいは「屠殺する」である。

 さらに「供与する」の意味まで含まれる。

 語尾 dr は「~する人」あるいは「~する者」の意である。

 Shamdr はサンスクリットは取り込まれて、

 祝祭における屠殺者 šamitr となっている。

 犠牲獣を屠殺し解体して調理するのがその役目である。

 以上のように山狭の一角に

 羊を家畜化した最古の地に関係ある地名が

 集中してみられるのである。

 羊の家畜化を始めた人々が、

 その羊を屠殺することに

 特別の想念を興しただろうことは容易に想像できるが、

 当地域付近から羊に対する崇拝や

 祝祭に関連ありそうな遺構や遺物は

 いまのところみつかっていない。

 また、

 ザウィ・チェミ、シャニダール洞窟の文化が、

 地域において後世へ継承されたかについて

 専門家は考古学的確証を得ていないので否定的である。

 さらに、

 この山狭で屠殺に関連した宗教的儀式が

 成立したとはいえない状況である。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》
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