ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年8月10日土曜日
牛頭崇拝と角(4)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:120頁
第二章 メソポタミアと牡牛 牛頭崇拝と角(4)
シュメル語に「イ i 」という語がある。
「高める・上げる」を意味する。
ドイツ語の同意語は heben で、
「持ち上げる、起こす、引き上げる、掲げる」と内容が広がる。
この heben に対応する英語が heave である。
独英の単語が古代の北メソポタミアとどのような経緯で関係あるのか
具体的に証することはできないが、
「牛頭を掲げる」の「掲げる」の表現に係わりがあると思われる。
つまり、
現在に継承されている iberi 、 eberi の同義語と考えるからである。
「牛頭を掲げる者」は固有名詞となり、
牛頭の「信奉者」ないし「崇拝者」をも
内包して使用されるようになったと思えるのである。
Khald-iberi 、 Celtiber はギリシャ語やラテン語にもみえる
ギリシャ・ローマ時代の呼称である。
シュメル語の中に「 i-ab-ri 供儀の牛を献げる」という表現があり、
その文法上の慣習から母音短縮が起こり
ibri ないし ebri の用語が生まれた可能性もある。
ともあれ古代においてカルトイベリが存在したことは
史料の上でも確かな事実である。
牛角信仰を持った人々の名称がカルト人ばかりでなく、
「牛角を掲げる人々」としての
カルトイベリ人でもあったことを確認しておきたいのである。
ARPACHIYAH1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
まんどぅーかネット
シュメル語・日本語
《Key Word》
シュメル語
カルト人=牛角信仰を持った人々
カルトイベリ人
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