創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:125頁
第二章 メソポタミアと牡牛 高床式建物と神殿(4)
この概念を表しているのが旧約聖書創世紀第二八章である。
ヤコブがベェルシンバを発ってハランへ向かう途中、
ある場所で夢をみる。
「その所の石を取って枕とし、伏せて寝た。
時に彼は夢をみた。
一つのはしごが地の上に立って、
その頂は天に達し、
神の使いたちがそれを上り下りしているのをみた」
ヤコブは神の声を聞き、朝目覚めてから
「これは神の家である。これは天の門だ。」と叫び。
「枕としていた石を取り、それを立てて柱とし、
その頂に油を注いでその所の名をぺテルと名付けた。
その町の名は初めはルズといった」と述べられている。
神は「高み」に座し、
はしごを昇らなければその家に至ることができないのである。
ベテルは Bedhel で神の家の意である。
ルズは多分石を意味するギリシャ語λãsの音写である。
ARPACHIYAH1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
まんどぅーかネット
シュメル語・日本語
《Key Word》
旧約聖書創世記第28章
ベテル
イスラエル
イェルサレム
ベツレへム市
カナアン
ヤコブ
ハラン
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