2013年8月10日土曜日

地名「アルパチヤ」(1)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:121頁

 第二章 地名「アルパチヤ」(1)

  これまで説明の対象にしてきた碗形土器を出土した

 アルパチャ遺跡からは、その他にも牛頭意匠をあしらった

 鉢形土器などの彩色土器類が発見されていることは先に説明した。

 これらの土器類は外から輸入されたものでなく、

 この域内で焼成されたものであることは

 イスマイル・ヒジャラなどイラクの専門家の発掘調査により

 明らかになっている。

 ここに「牛頭信仰」の拠点があったことを知らせる

 土器類の遺留状況である。

  アルパチャ・Arpachiya遺跡はニネヴェの東側で

 そう遠くない地点に位置している。

 ニネヴェはアッシリア帝国の中心都市であった。

 紀元前1800年頃に北メソポタミアに君臨し始めた

 古アッシリアは首都を南下させ、

 新アッシリアの紀元前九~七世紀になると

 ニネヴェを中心とする地域に首都を置くようになる。

  アッシリア語の牛頭を表す用語はアルプ alpu である。

 この言葉は北メソポタミア起源でもないし、シュメル語でもない。

 紀元前一千六百年を少々遡る頃地中海沿岸のカナアン地方で

 発明された原カナアン文字の系統に連なる言葉である。

 ※イラクの考古学者イスマイル・ヒジャラ(ISMAIL HIJARA)が

  1976年に報告した:

 IRAQ VOLUME XLII PART2 AUTUMN 1980 ARPACHIYAH 1976

  by ISMAIL HIJARA AND OTHERS

 ARPACHIYAH1976

 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 アルパチヤ

 碗形土器

 牛頭意匠

 鉢形土器

 ISMAIL HIJARA

 アルパチャArpachiya遺跡

 ニネヴェ

 アッシリア帝国

 古アッシリア

 新アッシリア

 アルプ alpu
 カナアン地方
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