創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:149頁
第二章 カルト人と南メソポタミア(2)
紀元前九世紀になると、南メソポタミアのペルシャ湾沿岸に
カルディア(Chaladae)人と呼ばれる有力な部族が現われる。
彼等は西セム系の民族といわれ、
紀元前十一世紀ころから現在のシリア方面から
アラム人と前後して南下してきた部族とされている。
その民族名について、
故地から持ち込んだ呼称との推察もできるが、
彼等が占拠した地域名に依るものであったとも考えられる。
西セム系であるアラム人の一派との見方もあるが、
文書に表れた両者の関係は明確に区別されている場合が多い。
ARPACHIYAH1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
まんどぅーかネット
シュメル語・日本語
《Key Word》
カルディア(Chaladae)人
アラム人
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