2013年8月7日水曜日

牛頭崇拝とハフリ(4)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:115頁

 第二章 牛頭崇拝とハフリ(4)

 また、

 チグリス川がイラクへ流れ入る地点で

 東方より合流するトルコに水源を持ち

 イラクの北端を流れる川がハブール( Khabūr )川の町である。

   さらに、これまで注目を繰り返してきた

 大ザブ川は「ハブールの大ザブ川」とイラクでは呼ばれている。

 トルコ領を流れる大ザブ川沿いにハッカリ(Hakkari)の町がある。

 これは「ハフリ」のトルコ語転訛と考えられる地名である。

 その東南方にシャムダールの山峡がる。

 その大ザブ川がイラクに入り北方から西方へ流れを変えるあたりから

 下流一帯をハブリウリ(Habūri-uri)とアッシリア時代には呼んだ。

  そこからかなり南方の地域になるが、

 バクダッドの東方イラン領にハボール(Habor)山脈がる。

 ハボールから東方のザグロス山脈を越えた

 テヘランの南方に広がる砂漠がカビール(Kavir)砂漠と呼ばれる。

 因みにシリアのハブール川にハッサカ付近で

 西方のトルコから流れきて合流する川を

 シャブール(Shabūr)川という。

 ARPACHIYAH1976



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

 シュメル語・日本語

 《Key Word》

 大ザブ川

 

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