ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年7月1日月曜日
牛祝祭(9)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:29頁
第一章 「牛祝祭」 (9)
汙気を日本書紀が覆槽と表記し始めたことに
遠因あると思うのだが、
これを中が空の船形樋と解釈したのは
日本古典文学大系の解釈などに従った表現である。
しかし、戦闘の武具であり、
狩の道具である矛を手革に結いて
伏せた桶の上で足踏みをしながら、
なぜ、
天照大御神に石屋戸からお出ましいただくよう舞踊するのだろうか。
単に大騒ぎをすればよいのだろうか。
それならば、もっと音を出す器もあろうというものである。
茅を纏いた矛は漢字の語呂合わせで、
やはり笹(小竹葉・茅)に過ぎなかったのだろうか。
そうではない。
ウケ(汙気・覆槽)の解釈に問題があるのである。
結論を明かせば、
ウケとは牡牛(雄牛)を広くは牛を意味する。
天石屋戸の神集いの情景は牛祝祭のスケッチなのである。
ウケ・ウケソウは、
サンスクリット語 uksan の転訛である。
タイ語では水牛のことを ekuaye という。
Ai/aye 「~公」の意味で、エクアイは牛公である。
インド・ヨーロッパ語圏の
英語では ox 、
ドイツ語では ochs となり牡牛を意味する。
我々が現在使う「ウシ(牛)」はこのウケの転訛と考える。
《Key Word》
牛祝祭
覆槽
牡牛
雄牛
水牛
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿