2013年7月21日日曜日

淀姫と矢保佐神社(4)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:56頁

 第一章 淀姫と矢保佐神社 (4)

  松浦とは、

 そのように天の神の恵みの土地なのである。

 現在松浦郡は佐賀県と長崎県にまたがっているが、

 矢保佐神社は

 唐津市、西有田町、呼子町、松浦市、平戸市、佐世保市

 などに広がっている。

 また、

 淀姫神社も矢保佐神社の分布と重なるように

 佐賀県、長崎県に分布しているが、

 特に取り上げておきたいのは、

 佐賀県佐賀郡大和町の河上神社である。

 延喜式神名帳に肥前国四座のうち、

 佐嘉郡一座として記載されている

 與止日女神社の比定社である。

 祭神は與止日女命で、

 欽明天皇の時に創祀されたとの伝承を持つ古社である。

 大和町の北富士町無津呂も末廬(松浦)と語源を同じくとする。

  Madhura は、

 古代インドで都市名に取り入れられ現在にまで至っている。

 あの「本生図と踊子像のある石柱」が発掘された町

 マトゥラー Madhurā 市、英語でマッラ Matura と称せられる

 古代紀元前七・八世紀に十六国の一に数えられた

 マッヤ Matsuya 国の首都のことである。

 長崎県松浦郡の地名について補足すると、

 佐々(ささ)町は薬草、草、穀物を意味する sasa 、

 佐世保(市)は若草あるいは発芽した穀物の芽、

 ここでは麦芽を意味する śaspa の転訛である。

 マッーラは、

 ドゥルガー女神の供物ではあるが、

 古代には健康を保つために極めて重要なもので、

 ときには薬としても重宝がられたのである。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

 延喜式神名帳

 河上神社

 與止日女神社

 本生図と踊子像のある石柱
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