2013年7月29日月曜日

メソポタミアの開明期と彩文土器(6)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:90頁

 第二章 メソポタミアの開明期と彩文土器(6)

  西アジアの土器は彩文土器が多いことに特徴があり、

 メソポタミアではハッスーナ期から刻線文などの幾何学紋が

 頻繁に使われた。

 サマッラ文化以降には

 動物や植物の意匠をほどこしたものが増大したほか、

 物語を意匠として展開させた平皿などもみられるようになった。

 サマッラ土器に卍字紋がたくさん用いられている点は見逃せない。

 卍字紋とは、マルタ十字紋様、鉤十字紋を幾何学図形・動物意匠、

 時には植物とみられる意匠で紋様化したもので、

 宗教的表現と判断できるものもある。

 古代ギリシャでいうブクラニオン、

 牡牛の頭を正面からみた形も角を長く強調して描かれている。

 動物の中ににはレイヨウが抽象化された形で多く描かれている。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

 彩文土器

 メソポタミア

 ハッスーナ期

 サマッラ文化

 卍字紋

 マルタ十字紋

 鉤十字紋

 ブクラニオン

 牡牛の頭

 レイヨウ

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