2013年7月19日金曜日

デーヴィー・マハートミヤ(5)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:46頁

 第一章 デーヴィー・マハートミヤ (5)

  デーヴィー・マハートミヤには、デーヴィーの英雄譚として

 さらに別の物語を載せている。

 一万一千年に及ぶ苦行の 功徳によって

 シヴァ神からいかなる神の攻撃を受けないと保証を得ていた

 スンバとニスンバという兄弟の悪魔との戦いの物語である。

 さまざまな軍勢との戦い後、

 デーヴィーはスンバとニスンバと一騎打ちで戦い、

 双方を殺し勝利を収める。

  このようにして、デーヴィーは神々を代表し悪魔と戦い、

 勝利を得て戦いの女神として象徴化されたのである。

 だが、戦いの相手となったドゥルガーは単に水牛の化物で

 悪事を働いたからというだけなのだろうか。

 そうではない。

 ドゥルガーは、自然の脅威、旱魃を象徴しているのである。

 ドゥルガー女神の神名が durga 、

 つまり困難を冠したものであることを述べた。

 この語には困難のほか、

 近づき難きもの、近づき難き処、険阻な処の意味がある。

 しかし、これでは抽象的すぎる。

 そこで同字義でご語音の近い用語を

 インド・ヨーロッパ語に捜ってみると、

 英語に drought が出てくる。

  dry に由来した旱魃を意味する用語である。

 ドイツ語の同義語は dürre 、

 ギリシャ語では δηλησνζ 破壊 δηλητηρ

 破壊者と変化する。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》
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