2013年7月13日土曜日

インドの踊子と天鈿女命(2)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:35頁

 第一章 インドの踊子と天鈿女命 (2)

  正に踊り手である天鈿女命を髣髴させる。

 「胸乳を掛き出で、裳緒を番登(ほと)に忍し垂れき」
 
 と表現されてる舞衣裳そのままである。

 裳緒は衣裳のひもで、
 
 これを持って番登を隠したり見せたりしたというのである。

  「垂れき」は単に下げたという意味ではない。

 本地垂迹説と使われているように「垂」は顕現、顕れるの意である。

 また福岡県久留米市御井町の高良玉垂命神社の祭神名に入っている。

 祭神高良玉垂命については諸説あるが、

 鏡を神格化したものといえる。

 サンスクリット語の鏡を意味する atam-darsu は、

 自己を見る、我見 ātam-darsin から派生した用語で、

  drsa は眺め、 darsiká は顕(うつし)、

  drsi は観ること、視、試みること、

 その動詞は drs は見る、発見するの字義である。

本生図と踊子像のある石柱



 《Key Word》

 裳緒

 番登

 本地垂迹説

 高良玉垂命神社

 高良玉垂命

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