2013年7月27日土曜日

エリドゥ(3)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:81頁

 第二章 エリドゥ (3)

  エリドゥの神殿はウル・ナンム(地名)で、
 
 その遺構が発掘された。

 ウバイド期から十八回の再建が行われ、

 最古の神殿は建物遺物があるだけで

 本当に神殿かどうか疑わしいが、

 その上に建てられた第二の神殿は確かなものである。

 薄い壁で造られた二・八メートル四方の小さな

 礼拝祠堂という方が似つかわしい。

 それも一部の壁が欠落したり、

 内部の配置など建前が不完全で

 実際あった様子がみられない。

 第三の神殿になって、

 第二の神殿より若干敷地面積が大きくなり、

 建物の見取が判明してくる。

 部屋の中に祭壇と供物台が一つずつ据えられ、

 時代の経過と共に建物規模は拡大され、

 祭壇の位置が奥の壁に着けられていることに変わりがないものの、

 祭壇と供物台との間は広げられ、

 この中央の広間で礼拝に係わる祭事が行われたことを推測させる。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

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