2013年7月20日土曜日

ドゥルガー・プージャー(3)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:50頁

 第一章 ドゥルガー・プージャー (3)

  カルカッタ市のある地域では、

 地域の名家や共同体が寄付金を集めて、

 等身大あるいはそれ以上に大きい豪華な女神像を作り上げる。

 もちろん十の腕を備え、

 目を剥いた怒りの形相である。

 祭りの日多くの女性が集まる。

 祭司による礼拝儀式の後、

 女性たちは天界に帰るという

 女神の旅路のために食物を供える。

 食物を献げることが供養プージャーなのである。

 女神の祝福を受けた既婚の女性たちだけが

 相互の額に赤い粉をつけ合って

 平穏な生活が続くことを願うという。

 祭礼の日の夕暮れ、

 祭りの最後には男たちが女神像を担ぎ出して、

 ガンジス川の支流フグリ河畔に向け練り歩く。

 川岸に着いてから船に像を乗せ、

 河の中程まで運び流れに乗せる。

 女神はガンジス河に入り、

 巡り廻って天界に帰っていくというのである。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

 カルカッタ・コルカタ

 ガンジス川

 フグリ河

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