2013年7月13日土曜日

インドの踊子と天鈿女命(3)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:36頁

 第一章 インドの踊子と天鈿女命 (3)

 日本語のうちにも「顕」を意味する「垂」の用法例はある。

 「みたらしだんご」がそれで、その実状をよく教えてくれる。

 透明の掛け汁によって内の身団子が見えるように調えられている。

 これがあんこや海苔で巻かれたものは「みたらし」ではない。

 ごまだれ、醤油だれ、蒲焼のたれなど透明性があって

 中身の姿形を隠さない調味料をいう。

 最近家庭の食卓に乗るようになった

 ドレッシング dressing は英語名のたれである。

 これは dress 古語で drest に由来する。

 最近は服を着る、着飾る、正装するなどの意味で使われているが、

 本来は観せる、顕わすにある。

  dress は観せるための衣裳を着ることで、

 肉体を透かせても隠さず露わに観せる衣裳をいう。

  dressing-table は鏡台、

 単なる dressing は鏡つきタンスをいう。

 ドイツ語では tracht (衣裳、流行)、

 動詞 trachen は試みる、志す、見出そうとするである。

 「垂」はインド・ヨーロッパ語圏の用語である。

 石柱の踊り子も腰から二股にかけて薄手の衣裳紋様が刻まれ、

 後にも下っているので透けた衣裳を着けていたとも考えられる。

 股の交叉はこの女神が踊っているいることを示す。

 サンスクリット語で舞踊のことを thandava という。

 ドイツ語でtanz 、英語で dance であるが

 タンダ(田手)は古代日本へも入った。

本生図と踊子像のある石柱



 《Key Word》

 みたらしだんご

 団子

 あんこ

 海苔

 ごまだれ

 醤油だれ

 蒲焼のたれ

 ドレッシング

 衣裳紋様
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