2013年7月24日水曜日

左儀杖・左義長・三九郎・どんど焼(2)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:68頁

 第一章 左儀杖・左義長・三九郎・どんど焼 (2)

  三九郎・どんど焼は長野県で使われる名称である。

 この左儀杖と三九郎は

 実はサンスクリットに祖語を持ち、

 しかも同一語から転訛したものである。

 ここまで述べてきたインドの祭礼でいうところの

 サンクランティ Samkranti/Sankranti がそれである。

 この用語はタイの三月中頃、

 ちょうどインドのホーリー祭の頃

 行われる水かけ祭 

 ソンクラン Songkhla/Sankrandhi ともなっている。

 タイでは一週間国中どこへ行っても同様に色粉や水をかけ合う。

 最近は水ポンプで豪快にかけてくる。

 自動車のフロントガラスも赤粉で前が見えなくなる。

 それは、ともかく、

 左儀杖は、

 中世に左儀打とも書かれたが (S)an(k)ran(t)I
 
 の三音を取ったもの、

 三九郎は、(S)(a)(n)(k)®anti の四音を取ったものである。

 どんど焼は左儀杖のサンスクリット語 danda の転訛したもので、

 杖のほか棒、竿、木を意味することはすでに述べたところである。

 この行事はホーリー祭の主旨に同ずるもので、

 返ってホーリー祭の原点を補足説明をもしているのである。

  『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

 サンクランティ

 ソンクラン

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