2013年7月20日土曜日

ドゥルガー・プージャー(5)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:52頁

 第一章 ドゥルガー・プージャー (5)

  この大麦、豊饒を願う犠牲祭において、

 供儀される動物の頭にふりかけられるのが

 儀式の慣例であった形跡がある。

 ギリシャ語と残る ολαι 、ολων は

 その大麦の粒のことで、

 屠殺の前に犠牲獣の頭にふりかけた。

 この慣習は、

 中国雲南省の少数民族の殺牛儀礼にも、

 大麦が穀物特に米の粥に交替しているが、

 踏襲され反映している。

  大麦の「モヤシ状なるもの」は明らかに麦芽である。

 麦芽が礼拝者に配られることは、

 ドゥルガー女神が豊穣の女神であることの明白な証左であろう。

 麦芽は、

 ビールの原料つまりモルツであり、水飴を作ったり、

 麦芽糖の原料にされた。

 ビールはメソポタミアのシュメル時代にすでに醸造され、

 祭礼にも用いられた。

 モルツは、

 ドイツ語で Malz 、

 英語で malt 、

 サンスクリット語では valśa 、

 芽あるいは枝の意にはなっている。

 大麦を表すサンスクリット語は、

 穀類穀粒をも意味する yava ないし yavasa である。

 『参考』

 まんどぅーかネット

 《Key Word》

 雲南省

 麦芽

 モルツ

 サンスクリット語
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