ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年7月20日土曜日
ドゥルガー・プージャー(4)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:51頁
第一章 ドゥルガー・プージャー (4)
ドゥルガー女神が豊穣の女神であることをうかがわせる報告が
小西正捷の『インド民衆の文化誌』にみえる。
バナナの若芽が女神の姿にされて祭壇に供えられること、
ビルヴァ(ベール)の木や大麦が密接に関わっているとの報告である。
特に
「プージャーの第一日目に大麦の種が播かれ、
十日目に引き抜かれてモヤシ状となったものを供物として信者に配る。
米どころのベンガルで、
なぜわざわざ大麦が重要視されるのかは
この祭りの起源を示唆するものかもしれない」
と書いている。
そうなのである。
大麦は、
ドゥルガー・プージャーを考える上に大変重要な用件である。
大麦は、現在のインド人を構成し、
インド文化の基礎を築いた
アーリア人の原初的な主食作物であったのである。
しかも彼らは牛の遊牧が得意であったらしい。
大麦は紀元前九千年以前から始まった農耕文化の中で
重要な役目を持っていた。
ヨーロッパから中近東、エジプト、ペルシャ、インダス河流域まで、
その耕作地域は広い。
メソポタミアでは、主要食料であり、経済の主人公でもあった。
日本の江戸時代における米の役目を果たしていたのである。
税として徴収され、都市の中には俸給として役人などに配給されたり、
労務者の俸給として支給した例もある。
インダス文明のモヘンジョダロやハラッパの遺跡では
遺物の中に大麦が発見されている。
『参考』
まんどぅーかネット
《Key Word》
インド民衆の文化誌
バナナの若芽
ビルヴァ
大麦
インダス文明
モヘンジョダロ
ハラッパ
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