ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年7月23日火曜日
ホーリー祭(7)
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:65頁
第一章 ホーリー祭 (7)
インドの Holi のサンスクリット類似語は khali で杵をいう。
khali-stoka で杵臼を表す用例がある。
khala は打穀場を時には穀物そのものを表す。
その上興味ひくことに khalā は悪婦をいう。
ヨーロッパの言語に拾ってみると、
ドイツ語では prügel で棍棒、むち打ちを
英語では pole で棒、柱、竿の意である。
さらに同意語をサンスクリット語に捜ってみると
danda があり棒、杖、竿、木を表す。
danda はインド神話の地界の、
つまりホロンと同じように冥界の神
ヤマ Yama 神の武器である。
このようにみてくるとホーリー祭の実像がみえてくる。
暑さを増しつつある三月のこの時季、
旱魃をもたらす砂漠の熱風の代名である
毒婦を火神アグニの神徳で追放し、
収穫が近づいた大麦などの麦類の豊饒を願って、
採入脱穀の象徴である杵を神格化して崇め、
火神アグニに使い古しの杵や竿を火に投じてささげたのである。
アグニ神には人々に災苦をもたらす
魔界の力を圧えつける力があるのである。
悪魔を容赦なく絶滅させた物語は
インドで最古の聖典『リグ・ヴェータ』から語られている。
巷間に人気高い物語は
『ラーマーヤナ』にラーマ王子の宿敵として登場する
暴虐の魔王ラーヴァナもアグニ神にはかなわない。
コントロールされるのである。
『参考』
まんどぅーかネット
《Key Word》
インド神話
アグニ
サンスクリット語
リグ・ヴェータ
ラーマーヤナ
ラーヴァナ
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