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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:343頁
第六章 イスラエル人と月氏:イスラエルと月氏(2)メディアから安定へ-5
カザフ名はこの地方で付けられるたものである。
カザフ Kazakh は本来どのような意味なのか。
その意味は「牧夫」と推測される。
シュメル語の kuś (牧夫) も思い出すが、阿克塞 Ahesak を oxas 、
ドイツ語の Ochs (牡牛) とするのは間違いない。
中国史料が月氏を牛氏といった。
哈薩克 Hasake (Kazakh) は、
ドイツ語の Hächer (捕史) 動詞形 haschee (捕らえる)か、
hashie ren (肉を刻む) Haschee (刻み肉) に対応すると考えられる。
前者は牧夫を想起させ、後者は第四章中の「ゲルマン」で論じた
ゲルマン人の故郷西イランの Kāshān の名称、
ユダヤ教の教義に適っているとの意義である
「清浄」を表す kosher と関係する。
hasake (ドイツ語の Hasche) は
レビ記の
「燔祭の獣の皮を剥ぎ、節々に切り分けなければならない」に
対応するよう用語で祝祭を行うものたちの意味となる。
祝(ハフリ)の原郷、現在のシリア東部ハブール川の上流にある
エル・ハサカ El.Hazeke にも表されている。
阿克塞哈薩克族とは「牛飼い族」あるいは「牛祝・祭族」となる。
カザフは牧夫の意味に相当する。
パリサイ(博罗轉井)名とこの族名を考慮すれば
月氏(ヘブライ人)の影響があったことによると考えてもよいと思われる。
禺氏も牡牛を表す gu によるものであろう。
周辺には、大革、長革のつく地名があり、
牧畜に適した高原であることを印象づけている。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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