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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:418頁
第八章 インド文化と祝祭
「アーリア人の侵入」(2)
サンスクリット語における
ārya は「信義の厚い、尊敬すべき、高貴な」の意味で、
ārya-jana は語尾が「生命、生まれ」で「アーリア生まれ」、
つまりアーリア人の意味であるが、
「尊敬される人々」をも含む。
また「ヴェーダを奉ずる人々」「神を崇拝する人々」であり、
極めて「文化的呼称」なのである。
そこには日本人、ギリシャ人のような
地域的規定や出身種族の概念はない。
短絡的な表現すれば「高貴な人々」である。
彼等がインドへ到着し、最新の聖典リグ・ヴェーダが成立した
紀元前1600年頃には階級的意味合いは無かったようだが、
後になると、ヴァルナという階級構成ができ、
バラモン(僧族)、クシャトリア(武士)、ヴァイシャ(庶民)ができ、
そのうち先の三階級までをアーリアは意味するようになる。
第四のシュードラは非アーリアで先住民などをいうものとなる。
このような経済を考慮すれば、
ヴェーダという聖典を信奉する人々はアーリアというのである。
ヴェーダに語られるのは祝祭を挙行し、
神々に犠牲を献げることが主宰できるから
参加できる人々の意であったと考えられる。
彼等の住む地域を ārya-vatra というが、
ヒマラヤ山脈からヴィンダャ山脈の間の平原を指して言う。
《Key Word》
サンスクリット語
リグ・ヴェーダ
ヴァルナ
バラモン
クシャトリア
ヴァイシャ
シュードラ
ヒマラヤ山脈
ヒマラヤ山脈
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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