2013年12月17日火曜日

アーリア人の侵入(2)


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:418頁
 
 第八章 インド文化と祝祭 

 「アーリア人の侵入」(2)

  サンスクリット語における

  ārya は「信義の厚い、尊敬すべき、高貴な」の意味で、

  ārya-jana は語尾が「生命、生まれ」で「アーリア生まれ」、

 つまりアーリア人の意味であるが、

 「尊敬される人々」をも含む。

 また「ヴェーダを奉ずる人々」「神を崇拝する人々」であり、

 極めて「文化的呼称」なのである。

 そこには日本人、ギリシャ人のような

 地域的規定や出身種族の概念はない。

 短絡的な表現すれば「高貴な人々」である。

 彼等がインドへ到着し、最新の聖典リグ・ヴェーダが成立した

 紀元前1600年頃には階級的意味合いは無かったようだが、

 後になると、ヴァルナという階級構成ができ、

 バラモン(僧族)、クシャトリア(武士)、ヴァイシャ(庶民)ができ、

 そのうち先の三階級までをアーリアは意味するようになる。

 第四のシュードラは非アーリアで先住民などをいうものとなる。

 このような経済を考慮すれば、

 ヴェーダという聖典を信奉する人々はアーリアというのである。

 ヴェーダに語られるのは祝祭を挙行し、

 神々に犠牲を献げることが主宰できるから

 参加できる人々の意であったと考えられる。

 彼等の住む地域を ārya-vatra というが、

 ヒマラヤ山脈からヴィンダャ山脈の間の平原を指して言う。

 《Key Word》

 サンスクリット語

 リグ・ヴェーダ

 ヴァルナ

 バラモン

 クシャトリア

 ヴァイシャ

 シュードラ

 ヒマラヤ山脈

 ヒマラヤ山脈

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ

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