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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:420頁
第八章 インド文化と祝祭
「アーリア人の侵入」(4)
第一章祝祭でアーリア人が重要視したものは
牛と大麦であったことを紹介した。
主に牛の飼育と大麦の栽培によって
生活を保持してきた集団である。
騎馬民族や羊を放牧する民族の移動は早い。
羊は体躯が小さいものの、
その草を食む喉頭の構造が前へ進まない。
一方牛は静的で食べ始めたら前へ進まない。
同じ所に立ち止まり周囲を舐めるように食べる。
そのため牛を率いて移動するには時間を要する。
羊の遊牧民は一夏に1000㎞をも移動が可能だが、
牛を率いた場合は、そうはいかない。
年数が掛かるのである。
紀元前2500年頃メソポタミアを離れた
バローチ人は1000年を掛けて
現在のバローチスタンに到着している。
それと同様の移動形態をアーリア人の集団には想定できる。
紀元前1600年頃イランのアリアナ地方に定着し、
一部がパンジャブ地方にみえるようになり、
紀元前1500年頃に進出が盛んになり、
紀元前1000年頃からガンジス河流域に移動したという事実は
たいへん遅いスピードで、
時間をたくさん要している。
《Key Word》
騎馬民族
バローチ人
バローチスタン
パンジャブ地方
ガンジス河流域
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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