『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:403頁
第七章 メルッハとオフル
「メルッハとマルワ」(4)
サルゴン王碑文にメルッハと併記されているマガンは
紀元前500年頃 マカ Maca と称されたとみられる
現在のイランとアフガニスタンの国境にまたがる
アラビア海岸のマクラン地方に比定される。
オフル名は、
マルワの西北に現在ウダイプール市があるが、
その東方わずか3㎞のところに
紀元前2000年から1400年にわたる
金石併用文化のアーハール Ochare 遺跡があるように、
インドのしかもマルワ地方に該当されるものと考える。
その原義はサンスクリット語の ahāre (日、昼)とみられる。
オフルを西欧の専門研究者は
アフリカ(ソマリア)に比定しているが、
アフリカ名はローマ時代にローマ人がカルタゴを
征服した(紀元前146年)後、領土名に使い始めたもので、
ヘロトドスの『歴史』などにはリビアとしており、
アフリカの呼称はない。
紀元後140年頃作成されたらしい
プトレマイオスの世界地図においてさえ、
同大陸の北部の広範囲をリビアとし、
カルタゴの狭い地域をアフリカとしているに過ぎない。
オフルは既述の産物を輸出できる地域でなければならない。
ソマリアが紅海の入口にあって貿易の中継地であったにしても、
インドとする方が妥当であろう。
《Key Word》
サルゴン王碑文
アラビア海岸
マクラン地方
ウダイプール市
金石併用文化
アーハール Ochare 遺跡
ソマリア
カルタゴ
ヘロトドスの『歴史』
プトレマイオスの世界地図
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
0 件のコメント:
コメントを投稿