創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:348頁
紀元前六五年には五王国に分裂されたことが中国の史料にみられる。
『漢書』によると、その五王国は
①休蜜翕候(きゅうみつきゅうこう)
②雙靡翕候(そうひきゅうこう)
③貴霜翕候(きしゃんきゅうこう)
④肦頭翕候(はんとうきゅうこう)
⑤高附翕候(こうふきゅうこう)
である。
翕候は王のような職位を表す。
そのうちの高附は喀布爾(かふじ)とも表記された
現在のアフガニスタンのカブールであり、
貴霜はタリム盆地の南西、ギリシャ語でクスターナといわれた、
現在の和田(ホータン)である于闐(うてん)の地であり、
後に貴霜は他の王国を統一してインド亜大陸へも勢力を伸張し、
仏教の擁護者カニシカ王を誕むこととなる。
この于闐の地は古来玉石の産地として繁栄したのであるが、
クシャン国もその天恵に浴した。
玉は角閃石の一種で同地には白玉河、緑玉河、黒玉河があって
産量の豊富であったことを示している。
玉石は中国において殷の時代より圭(けい)、璋(しょう)、璧(へき)と
王権の権威を象徴するのに用いられ尊重された。
漢の時代になってもその需要は高く、大量に輸出されたらしい。
その状況は唐宋の時代まで続く。
その見返りとして漢からは絹が輸出された。
このことからシルクロード(これは現代の銘名)は
確立されることになったのである。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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