2013年12月26日木曜日

インドの祝祭(3)


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:435頁

 第八章 インド文化と祝祭 

 「インドの祝祭」(3)

  インドの最古の供犠書リグ・ヴェーダにはみえない用語であるが、

 火に焼くこと「焼施」を homa といい祭壇の意味となる。

 後に仏教において護摩となる。

 また Śamitr が犠牲獣を解体して調理する処理場を kriyā といい、

 日本語で「御厨」という。

 仏教の用語になって「心の平穏を保つもの」の

  Śamana は犠牲獣を殺して静かにすることから出た用語で

 「鎮める、静穏にする」の意味でもある。

 このようにして神に神饌として献げられた犠牲獣の肉は

 参集した人々に宴が催ようされ、振る舞われるが、

 この時の食糧を āhara というが、

 日本語で「饗(あえ)」あるいは「阿閍」となっているのである。

 もちろん、神も宴に加わっているのであり、 bhoja 神饌でもある。

 犠牲獣は前記のように馬、羊などであるが、

 特に牛はその最大量の動物であった。

 祝祭に参集する来客は go-guna 「殺した牛を饗応される者」という。
 
 伝承によると王の即位式に二十四万頭もの牛が司祭に供与されたという。

 もちろん全てが屠殺されたわけではないが。


 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿、牛頭、空白の布幕、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ 

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