『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:409頁
第七章 メルッハとオフル
「ヤーダヴァ族」(6)
サンスクリット語には、また月を表す Canda という用語がある。
この月による Candra がヤーダヴァ族の祖はアトリ仙 Atri といい、
「リグ・ヴェーダ」で最も多く登場する聖仙である。
月種族は彼から始まり、彼の子がチャンドラで、
ヤドゥはその第9代となる。
チャンドラはインドの神話における月神名でもある。
また多くの人名に使われている。
「マウリア王朝」を開いたチャンドラ・グプタ、
20世紀の第二次世界大戦中活躍したチャンドラ・ボースは
親しい名前である。
月種の祖であるアトリ仙のその名は「満月」を表すと思われる。
ヤーダヴァ族の祖地とみられるシュメル語に
月を表す iti があり、
「肥満した」あるいは「豊かな」の lu が結合した
iti-lu は「満月」を意味し、
この用語が祖語になっていると考えられる。
アトリ仙を登場させたリグ・ヴェーダはアーリア人が
作りだしたものであるが、次章で説くように
かれらもメソポタミアの周辺から、
その文化の影響をいろいろな形で受けている。
ヤーダヴァ族は、シュメルにいた、
オアネスに伝説化された文明の開拓者たちである。
《Key Word》
アトリ仙 Atri
リグ・ヴェーダ
チャンドラ
ヤドゥ
マウリア王朝
チャンドラ・グプタ
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
0 件のコメント:
コメントを投稿