2013年12月10日火曜日

メルッハ(2)


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:396頁

 第七章 メルッハとオフル

 「メルッハ」(2)

  シャルル・キンはサルゴン王の正式な王名である。

 ティルムンは現在のバーレン島であることが

 一般的に容認されている。

 しかし、メルッハとマガンの該当地については

 確認されていない。

 アッカドから出土した他の楔形文字の粘土板には

 「海の向こうに行った王や商人」

 「船の沈没・海難」

 などについての記録が記されているが、

 注目されるのは

 「外国の港から輸入された積荷のリスト」であり、

 その中にメルッハから輸入された品目名が

 次のように上げられている。

  黒檀、牛、孔雀、銅、紅玉、

  金、銀、ラビスラズリ、

  錫、象牙、猿、鶏

  また、シュメル語の

 「エンキと世界秩序の確立」と題される

 神話では、メルッハが金と錫によって

 繁栄が約束された土地として語られる。

 この二つの鉱物は前記のアッカドの輸入品目にも含まれている。

 紀元前22世紀のラガシュのグデァ王B像(ルーブル博物所蔵)にも

 「その砂金をメルッハ国から出し、洪水の神殿のため使った」

 との楔形文字の刻文がある。

 メルッハ国は

  kur me-luh-ha (国‐ある‐人々‐魚)と刻字されており、
 
 「魚人のいる国」の意味となる。

 魚人いえばオアンネス伝説が想起される。

 《Key Word》

 シャルル・キン

 ティルムン

 バーレン島

 メルッハとマガン

 黒檀

 孔雀

 紅玉

 ラビスラズリ

 

 象牙

 シュメル語

 エンキと世界秩序の確立

 ラガシュのグデァ王B像

 楔形文字の刻文

 オアンネス伝説

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)        
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ 

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