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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:351頁
大月氏国の五翕候時代は四十年余り続くが、
紀元前二〇年頃から
五翕候のうちの貴霜のギリシャ名ヘラウスが統一行動を始める。
そして紀元後四五年に他の翕候国を圧えて
グジコラ・カドフィセスによりクシャナ王朝が成立する。
カドフィセスの王朝は
その子ウーマ(カドフィセス二世)の時代一四四年まで続き、
その後やはり于闐出身のカニシカ王が
その王権の座につき支配王族が交替する。
カドフィセスの王朝が富み盛えたことがインドの仏典により知られる。
中村元の「インド古代史」によると
「クシャーナ帝国の財力はローマとの貿易によって蓄積されたことも
相当大きかったに違いない」とし、
その実情を次のように述べる。
クシャーナ族が西北インドを支配した時代になると、
ローマとの交通が活発になり、商業活動が盛んになった。
当時水路の旅行は盛んに行われたらしい。
陸路の旅行は困難であるが、
水路の旅行は安易であるということが、
当時の仏典にも盛んに強調されている。
この時代にはインドからローマに輸出された莫大な奢侈品と交換に、
ローマから多くの金が大量に移入された。
クシャーナ帝国の商人はローマとの交易を開き、
絹・香料・宝石・染料などを売ってローマの黄金を獲得した。
プリニウスの伝えるところによると、
その当時は毎年五千万 sesterius の金をローマから持ち去ったが、
それに対して送ってよこした商品は原価の百倍で売られたという。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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