創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:179頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出
錫を混ぜた青銅器の品質は柔らかく、造型する便利性は高く
需要が高かったと判断される。
その需要は金属工匠商人を西アジアにない錫鉱を求めて
域外へ進出させる機会となったと考えられる。
もちろん増大する需要に応ずるため銅鉱山を求めてもいただろう。
彼等の活路は陸を、
つまりアナトリアから黒海を越えてヨーロッパの内陸へ向かう経路と
ウガリットを港として地中海を西へ向かって航海する
方法があったと考えられる。
アメリカ大陸の西部開拓の波と同じように
「西方へ、西方へ」が合言葉であったかもしれない。
このスバル人の大進出運動が地中海人種の形成となったのである。
彼等の祖地は北メソポタミアにあったわけである。
いうまでもなくスバル人の進出はカルト人の進出を意味する。
ここからのカルト人の呼称を都合上ケルト人とする。
ARPACHIYAH 1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
まんどぅーかネット
シュメル絵文字
シュメル語・日本語
《Key Word》
0 件のコメント:
コメントを投稿