創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:192頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(3)カナアン(カナン)-4
現在のレバノンとイスラエルとの国境地帯が
ガリレア galilaea のメイロン山付近に
zafat、Kefar-nahum の町があるが、
シュメル語の zabar 、kabar による遺称であり、
galila もシュメル語の gar-ra (金属加工する) と関係する。
地域内にある都市 Tiberias (ローマ時代)は
thveli を付名したもので、ここで鍛冶工業が行われたからであろう。
ウガリット市は「海の民」の攻勢により陥落し没落の憂目にあう。
しかし、その後においてフェニキアとして集合された諸都市は、
ウガリットと同じく海洋交易の利権を確保し、
地中海の西方に向けて力を伸張していくことになるが、
やはりウガリットが敷いた海洋ネットワークを
再構成したものであろうと考えられる。
ARPACHIYAH 1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
まんどぅーかネット
シュメル絵文字
シュメル語・日本語
《Key Word》
ウガリット
フェニキア
紀元前3000年前後:レバノンへのセム系民族の移動
↓
紀元前2000年前後:アモリ人の流入
↓
カナン人の形成 「海の民」による航海技術
↓ ↓
紀元前1200年前後:フェニキア人と呼ばれるようになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿