2013年9月4日水曜日

カルト(スバル)人の地中海進出(2)フィリステル-4


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:185頁

 第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(2)フィリステル-4

  Chevethites について、

 彼等の祖地がクレタ島( Cret )とする見解が

 西欧の専門家によって採られてきた。

 例えばアメリカの『 Evangelical Commentary on the Bible 』は記す。

  Kerethite is a reference to the Cretan origin of philistines.

 確かにアシュケロンには同市で最古の神殿とされる

 「ミノス神殿」があることが知られているほか、

 ガザ市はローマ時代に「ミノスの後裔」と喧伝されたが、

 牛角崇拝の神殿信仰がクレタ島から来たとは限らない。

 カナン神話の主神バアルは牡牛の上に立つ神であり、

 「ケレト」自身が牛角であることは言うまでもない。

 ガザ gaza の地名はアッシリアを Gadatas と称すが、

 この Gada- が転訛したものであろう。

 この語はシュメル語の Gud の同類語とかんがえられるので、

 牡牛を市名に冠したものである。



 ARPACHIYAH 1976

 『参考』
 
 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 Evangelical Commentary on the Bible

 クレタ島

 ミノス神殿

 アシュケロン

 カナン神話の主神バアル

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