2013年9月29日日曜日

ウラルトゥ-2


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:239頁

 第四章 ウラルトゥ-2

  大ザブ川はハリル山脈を巻くように東南へ流れ、

 その山脈が尽きると急に西南へ曲線を描いて流れ下る。

 この東方に張り出した一帯ををハブリウリと呼び、

 「ハブールのウリ」の意味で、シュメルの都市ウルに対応する。
 
 ハブリウリの東部にウラルトゥ人自身がアルディーニと呼ぶ

 アッシリア名ムサシルの町があった。

 そこの神殿にはハルディ神が祀られており、

 新しく王位に就く者はこの神殿で就任式を行った。

 ハルディ神がウラルトゥの神々の最高神であることを

 示唆している史実である。

 同神は Khardi (カルト)神で、

 牛頭を象徴している用語の踏襲と考えられる。

 ムサシルの主神殿の他にも多くの神殿が建てられた。

 ウラルトゥでの神殿の特徴は、塔を備えていることで、

 少なくとも六ヶ所のそうした神殿が発見されている。

 塔のある神殿といえば、どうしても

 アルパチヤ遺跡出土の碗方土器を思い出さざるを得ない。

 あの高床式神殿を描いた土器の時代から約五千年を経ているが、

 主祭神がハルディ(カルト)神であることを含めて、

 その相互の共通関係を否定することはできない。

 アッシリアの楔形文字を利用して

 ウラルトゥ語の文書がたくさん残されているなかで、

 多くの宗教的建物がハルディ神に献げられたとうたっている。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿


 牛頭を象った神社建築の棟飾部


『参考』

 Tell Arpachiyah (Ir aq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

 シュメル語・日本語

 《Key Word》

 ハルディ神

 アルパチヤ遺跡出土の碗方土器

 高床式神殿

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