創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:181頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(1)ウガリット-2
ウガリットの主要な商品は蜷貝から取られた染料と織物であった。
そして、多分すぐ目の前の島
キプロス島から木材(杉)を入手するために
船の建造技術を発展させたと考えられるが、
このキプロスからは銅が採られりょうになり、
彼等の航海術はさらに重要となったと思われる。
熟練された航海術が
スバルの金属工匠商人たちを遠海へと送り出すこととなった。
以来ペルシャ帝国がアレキサンダー大王によって滅亡させられるまで、
その担い手が、
紀元前十二世紀頃交代はしたものの長きに渡って
ウガリットは地中海に「海の勇」として君臨していたのである。
ARPACHIYAH 1976
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq).
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