2013年9月23日月曜日

カルト(スバル)人の地中海進出(8)イベリア半島-8


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:226頁

 第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(8)イベリア半島-8

 バビロンの新年祭に吟唱が行われたが、

 マルドゥク神が牡牛を伏せて矛を立てたシーンに群集が上げる叫び、

 中国の雲南省の少数民族の村で殺牛祭の祭司が牛を刺殺した瞬間

 「オー」と参集者達が一斉に叫びを上げ、

 さらに日本の神社で神官が祈願の祝詞(ノリト)を上げる前に大きな声で

 「オー」と発声するが、これも「神を誉め祭る」と申し上げているのである。

 闘牛のショウは本来の祝祭を離れてはいるものの、

 年間の定められた日の祭事として開催されている古来からの

 牛飼達の伝統行事なのである。

 スペインでは、

 サン・フェルミンの牛追祭など牛に係わる行事が盛んである。

 学者の中にも牛をトーテムとした原住民がおり、

 牡牛への信仰が闘牛の始まりとなったと主張する学者もあったが、

 牛の崇拝者はクロマョン人のような石器時代の原住民ではなく、

 イベリア人(正確にはケルト・イベリ人)自身が

 北メソポタミアの信仰を持ち込んだものと考えられるのである。

 紀元前二千五百年頃までには

 青銅器文化と牡牛崇拝の商業的金属工達が

 半島の地中海側南方から上陸して来た。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿


 牛頭を象った神社建築の棟飾部



 『参考』

 Tell Arpachiyah (Ir aq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

 シュメル語・日本語

 《Key Word》

 サン・フェルミン祭

 トーテム

 クロマョン人

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