『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:207頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(6)ラチウム(ローマ)-1
ローマ人がやってくる前に
そこにはすでに人が住んでいたというのが
ローマ人自身による伝承である。
紀元前二千年紀前半の新石器時代の終わりから
金石併用器始めにかけてとみられるローマ市の遺跡から
銅剣が出土したことを初め、
青銅器時代を通しての居住が確認されている。
青銅製の斧が二丁見つかっていて、
ここに青銅器文化が波及したことを示唆している。
この時代の居住者は
インド・ヨーロッパ語系の人々でないことは言語的に確実で、
彼等は一般に地中海系人種と称されている。
この地中海系人種とされる人々が
残した地名がラチウム Latium で、ローマの祖地の名称であり、
Latin ラテンの祖語である。
ラチウムの語幹 Lat- は、その北方の地域エトルリアの言葉にも、
ましてや後にやってくるローマ人の語彙にも含まれない用語とされる。
そのためこの土地で独自に成立した名称であるとの見解もあるが、
そうともいえない。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
まんどぅーかネット
シュメル絵文字
シュメル語・日本語
《Key Word》
ラチウム
青銅器文化
インド・ヨーロッパ語
地中海系人種
エトルリア
エトルリア文字
0 件のコメント:
コメントを投稿