2013年9月12日木曜日

カルト(スバル)人の地中海進出(4)アゲーノールとエウロペー-1


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:201頁

 第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(4)アゲーノールとエウロペー-1

  彼等の出身地をうかがわせる挿話がギリシャ神話にある。

 エウロペーとゼウスを取り巻く伝説である。

 海の神ポセイドンとリビュエーとの間に生まれた

 アゲーノール Agenor はシリア、チュロス(またはシドン)の王になり、

 三人の男子と一女を得て穏やかな生活を過ごしていた。

 その一人娘がエウロペーである。

 ところが、海辺で遊ぶエウロペーを見てその美しさに魅せられた

 ゼウスが何とか自分のものにしたいと考え、
 
 使者を使ってアゲーノール王の家畜を海辺に追いたて、

 その家畜(牛)の中に白い牡牛に変身してまぎれ、エウロペーに近づく。

 最初この牡牛に恐れをなしていたエウロペーであったが、

 花を与えたり、なぜたりするるようになり、遂にその背に乗るようになった。

 彼女が牡牛の背に乗った途端牡牛は海に向かって駆け出し、

 波に乗ってクレタ島へやってきたというのである。

 ゼウスとエウロペーはクレタ島の南岸にある

 ゴルティンの近くの泉のほとりで交わった。

 そしてミノスなど三人の子供が生まれた。

 ゼウスはクレタ島を守るため鍛冶神であるヘパイストスに

 青銅の巨人タロス Thalos を作り、

 一日三回島の周囲を見回ることを義務付けた、
 
 タロスには首から踵まで青銅の釘がはめてあったという。

 ARPACHIYAH 1976:高床式建物・神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部


『参考』

 Tell Arpachiyah (Ir aq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 アゲーノール

 エウロペー

 ポセイドン

 リビュエー

 ゴルティン

 ヘパイストス
 

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