『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:201頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(4)アゲーノールとエウロペー-1
彼等の出身地をうかがわせる挿話がギリシャ神話にある。
エウロペーとゼウスを取り巻く伝説である。
海の神ポセイドンとリビュエーとの間に生まれた
アゲーノール Agenor はシリア、チュロス(またはシドン)の王になり、
三人の男子と一女を得て穏やかな生活を過ごしていた。
その一人娘がエウロペーである。
ところが、海辺で遊ぶエウロペーを見てその美しさに魅せられた
ゼウスが何とか自分のものにしたいと考え、
使者を使ってアゲーノール王の家畜を海辺に追いたて、
その家畜(牛)の中に白い牡牛に変身してまぎれ、エウロペーに近づく。
最初この牡牛に恐れをなしていたエウロペーであったが、
花を与えたり、なぜたりするるようになり、遂にその背に乗るようになった。
彼女が牡牛の背に乗った途端牡牛は海に向かって駆け出し、
波に乗ってクレタ島へやってきたというのである。
ゼウスとエウロペーはクレタ島の南岸にある
ゴルティンの近くの泉のほとりで交わった。
そしてミノスなど三人の子供が生まれた。
ゼウスはクレタ島を守るため鍛冶神であるヘパイストスに
青銅の巨人タロス Thalos を作り、
一日三回島の周囲を見回ることを義務付けた、
タロスには首から踵まで青銅の釘がはめてあったという。
ARPACHIYAH 1976:高床式建物・神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Ir aq).
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アゲーノール
エウロペー
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