『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:240頁
第四章 ウラルトゥ-3
その神々のうち、強力な神にティシェバ神がいる。
フルリ人の天候神テシュブ神と関連づけられている神であるが、
同神と思われる牛の上に立っている神像が浮彫りされた
青銅製の円盤が発見されている。
この円盤には、
神像の周囲を二重に翼をつけた数多くの牡牛が装飾されている。
また、エーゲ海のクレタ島の神話に登場する
上半身が人間で下半身が牛の、
いわゆるケンタロウスの像に酷似したデザインの青銅像がある。
ヴァン湖近くのルサヒニリより
一八七〇年に発見されたと伝えられている像で、
金メッキされた王座の一部であったと考えられている。
ケンタロウスと違うところは
青銅製円盤と同様翼を付けていることである。
さらに発見地がトルコ東部と伝えられる
三頭の牛頭をあしらった大がまと三本の牛足をつけた三脚台のセット、
また四牛頭と四牛足の同型の大がまもある。
セヴァン湖方面のテイヘバイニからは尖った頂を持ち、
三本ずつの角を左右にあしらった兵士用の兜が二十個見つかっている。
このようにウラルトゥの文化的基盤には
牛、角に対する想念が脈々と息づいているのである。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Ir aq).
まんどぅーかネット
シュメル絵文字
シュメル語・日本語
《Key Word》
ケンタロウス
0 件のコメント:
コメントを投稿